和歌山バス㈱
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「はたらくクルマ」の運転に憧れて、路線バスひと筋 ▼入社の経緯

指導運転士補 Hさん50代 2002年入社

前職は産業機器メーカーの営業職をしていました。いい会社でしたが結果が出せないと居づらさを感じる数字の世界で、転職を決意。次に何をするか・・。実は23歳の時に大型2種免許を自費で取得していたんです。と、いうのも子どもの頃から車、特にトラックやバス、建機など「はたらくクルマ」が大好きで、運転に興味があったからです。自分はトラックに乗りたかったのですが、家庭があり、子育て生活が間近に。そこで「毎日帰って来られる」路線バスの運転士を選び、2002年に入社しました。

▼入社当初~現在

今よりもっと乗務員が多かった時代、社内の雰囲気の良さは今と変わらずでした。指導運転士から丁寧にご指導頂き、今より少し早め、ひと月半ほどでデビューしました。何でも自分一人でのプレッシャーもありましたが1ヵ月程で慣れることができました。その後、高速バス乗務のお話も頂きましたが、家族との時間を優先させてもらい、23年間路線バスひと筋です。

今も3勤1休+2勤1休で走らせて頂いています。実車中は分刻みの運行ですが、ルートによっては休憩や待機時間が比較的長くあるのも特徴です。今日は午後から海沿いのテーマパーク行きを2往復しますが、終点から折返し出発までの時間で、運動のため海の景色を見ながら20分ほど散歩することもあります。

▼モチベーション

降車時にお客様ひとり一人からお礼を言ってもらえるのがやっぱり嬉しいです。小さな子どもさんが手を振って降りていくと「頑張ろう♪」とモチベーションも上がります。

今はなくなりましたが、車内に運転士氏名の提示義務があった頃、私は、ちょっと珍しい苗字なので「なんて読むの?」「あ、私と同じ」何気ないやり取りも楽しいです。ある時、運賃を支払って降り際に「名札で気付いたけど、元気でやっているね」とのお声。ご自身で名乗られたのでわかったのですが、何と小学生時代の担任の先生。ほんの一瞬のことでしたがとても嬉しく、今でも鮮明に覚えています。

▼これから・メッセージ

50代に入った今、そろそろ後輩に路線乗務を譲る頃かなと思いつつも、まずは定年まで安全第一に走りたいですね。私に近い年代の方なら転職に躊躇されるとは思います。でも、路線バスの運転士って大変なところもありますが、何か困ったことがあれば周囲の仲間も、会社もしっかりとサポートしてくれるので安心してスタートして頂けると思います。