和歌山バス㈱
採用ホームページ

私の「これまで」が、和歌山バスの「これから」になる。 長年抱いていたバス運転士への想いが成就。チャレンジして良かったです。

指導運転士 A.S

元来、乗り物関係が好きで、前職も自動車教習所の指導員。和歌山バスへ入社したきっかけは、偶然、和歌山バスの後ろを車で走ったときに目にした「乗務員募集」の広告です。実は、教習所の指導員になる際は、バスや電車関係の仕事と迷いに迷い、指導員になってからもバスや電車関係の仕事への憧れをずっと持ち続けていました。和歌山バスの広告を見て、バスへの想いが再び強くなり、和歌山バスへの応募を決断した旨を家族に相談したところ、反対の声も上がらず、逆に「好きなことをやってみたら」と背中を押してくれたのです。2002年、念願のバス運転士デビューを果たしました。その後、路線バスの運転士を務めながら、高速バスやリムジンバスを運転する「高速バス運転士」へとステップアップし、当社のすべてのバス乗務を経験しています。

前職は一般のドライバーを、今度はプロの運転士を育てる立場へ。

2018年から指導運転士補を務め、2021年から正式に指導運転士となり、自分自身も運転士として勤務しつつ新人運転士の指導やアフターフォローを担当。新人運転士が本社で3ヵ月~6ヵ月間の教習を終了後、実践で私たち指導運転士2名が一組で約1ヵ月~2ヵ月間指導担当を行います。新人が運転士としてデビューした後も実際に乗務しているバスに同乗し、仕事ぶりをチェックします。接客に慣れていなくて苦手なほうだった私は、教える立場でありながら、指導していた運転士のマイク案内を聞き、「ああ、上手だなぁ。私も見習おう」と接客に関しては逆に教えられることもあります。指導で心がけていることは、とにもかくにも安全第一です。「こういうことは危ないよ」「こういう事例がありますよ」と私自身が体験した「ヒヤリ・ハット」を伝えるなど安全運転の意識向上に努めています。

教える難しさを感じつつ、教え子たちの成長に目を細めています。

運転士を指導するポジションは、正直まだまだ慣れていません。やはり自分自身が運転するのと、運転技術を人に教えるのはまったく異なり、思うことをなかなか伝えられない自身にもどかしさを感じています。とはいえ、その分、喜びもたくさんあり、親身になって教えた新人運転士が一人前の運転士として成長していく姿を見るのは何よりうれしく、教え子からの「丁寧に教えていただいて、ありがとうございました」の言葉は大きなやりがいです。本当に指導運転士冥利に尽きます。私が新人運転士だったころは、当時の指導運転士の方へは尊敬の念しかありませんでした。自身も良い手本となれるよう、指導運転士としても現役のバス運転士としても引き続き精進します。